確定申告手続きを自分自身で行う方も多いのが実情です。
今回は確定申告書の進め方を解説します。
確定申告には大きく分けて、
4つのステップ(1.準備 → 2.作成 → 3.提出 → 4.納税)があります。
自分自身が今どこの手続きを行っているのか!?を意識しながら進めることが大切です。

それぞれのステップ毎にみていきましょう。

1.準備

まずはご自身の確定申告に必要な書類を準備しましょう。
具体的には、
源泉徴収表、控除証明書、各種控除の集計表(医療費、寄付金、災害)といった内容とますが、
準備する書類は申告内容毎に異なるため、自分自身が何を準備するかを確認しましょう。

2.作成

集めた資料をもとに実際に確定申告書を作成します。
作成方法は個々人の状況を加味して決定しましょう。

1.手書き(紙)で作成
●:パソコンが使えない人でも作成が出来る
×:記載が面倒。金額の記載を誤り易い

2.E-Taxで作成
●:作成が容易。金額の誤りが発生しない
×:自宅にパソコンと利用の知識が必要

3.税で作成務署
●:職員が作成方法を教えてくれるためその場で不明点が解消される
×:税務署の長蛇の列に並ぶ必要がある。

4.【しつじむ】を利用

●:作成が容易。
×:利用料金が発生する

作成した確定申告書については、自己チェックを行う様にしましょう。

記載漏れは大丈夫!? 確認すべき確定申告書提出前の自己チェック

 

3.提出

作成した確定申告書を提出します。
提出方法は個々人の状況を加味して決定しましょう。
1.電子申告で提出
e-taxで作成した確定申告書に電子署名を付して提出します。
電子署名にはICカードリーダーとICカードが必要なため初期設定は面倒ですが、
一度設定してしまえば提出手続き自体は非常に簡便です。

2.郵便又は信書便で郵送(送料は申告者自身の負担になります。)
※信書便とは簡単に言うと簡易書留などの発送の事実が残る書類です。
提出したことが解る様に信書便として郵送が安心です。
※通信日付印(郵便局での受付印)が平成30年3月15日となるようにしましょう。

3.税務署の受付に持参
※確定申告の時期には各税務署に受付窓口が設置されています。こちらに直接提出してもOKです。

4.税務署の時間外収受箱へ投函
※3月16日の朝、ポストの中身が回収されるまでに提出すれば、期限内申告になります。

なお、提出手続き詳細については、下記ブログをご参照下さい。
いつまでにどこに何を提出するの!?申告前に知っておきたい確定申告書の提出手続きについて

 

4.納税

確定申告内容に基づき税額を納税します。
納税方法は個々人の状況を加味して決定しましょう。
なお、還付を受ける場合には、提出までで手続きは終了となります。
1.振込納税で納付
3月15日までに所轄の税務署または振替を行う金融機関に振替納税用紙を提出ことで、
指定銀行口座より納税が可能です。

2.ペイジー情報で納付
電子申告時に発行される、納税情報をを用いて納税する方法です。
ネット銀行や各種銀行のATMで納付が可能なため、窓口や税務署に出向く必要がなく、
上記、振替納税の次に簡便な方法といえます。

3.クレジットカードで納付
下記サイトより、納税情報を用いて、クレジットカードでの納付することが可能です。
クレジットカード手数料は納税者自身での負担となることに注意しましょう。
https://kokuzei.noufu.jp/

4.納付書を用いて金融機関(銀行またはゆうちょ銀行)で納付
手書きの納付書を用いて、
銀行またはゆうちょ銀行の窓口で納税を行います。
納付書は税務署より郵送されるものを用いるか、
手許にない場合には、お近くの税務署窓口で取得が可能です。

5.税務署で納付
税務署の1階には収納窓口が設けられており、
こちらの収納窓口にて納付を行うことも可能です。

なお、納付手続き詳細については、下記ブログをご参照下さい。
「税金を納付をして始めて確定申告手続きが完了!確定申告における税金の納付方法まとめ」

いかがでしたでしょうか。
上記4つのステップ(1.準備→2.作成→3.提出→4.納税)をもとに、
一つ一つ手続きを整理して行うことで、
自分自身でも確定申告をスムーズに進めることが可能です。

納税の方の確定申告期限は3月15日。忘れず送れず実施する様にして下さい。

 

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