【コメント】
- 昨日、帯状疱疹予防接種の2回目を打ったら、朝から高熱です(泣)。病気ではないので、、、今日も予定通り働きます!(笑)
- 高市首相の経済対策が物議をよんでいます。
- 経済対策による財政出動が必要なので、当面基礎的財政収支(プライマリーバランス、PB)の黒字化については目をつぶるという政策案です。PBはこれまで単年度でバランスさせることを目標にしていましたが、今後は複数年度で帳尻が合えば良いという考え方に変更するとのことです。
- 首相は「数年単位」でPBを確認するといっているようですが詳細は不明です。過去の政権でもこのような考え方で経済対策を実施したことがありますが、いずれの時も財政赤字が膨らみ続け今に至っています。
- 財政赤字の増大は利上げと相俟って加速度的に財政悪化を進行させます。
- 日本は他の一部の先進国と同様に自国通貨で国債を発行しているので、赤字が膨らめばどんどん円札を刷って発行すれば良いという人もいますが、円の信任がますます低下し円安進行(=輸入物価高)を引き起こさないものでしょうか?(投資は自己責任で!)
【記事概要】
- 高市早苗首相が7日の衆院予算委員会で国と地方の基礎的財政収支(プライマリーバランス、PB)の黒字化について単年度の目標を取り下げた。これでは「責任なき積極財政」ではないか。主要国で最悪の財政状況を日本経済の最大の弱点の一つと正しく認識し、健全化の道筋を示すべきだ。
- プライマリーバランスという財政の数値目標は過去に発行された国債や地方債の元本返済や利子の支払いに充てられる費用、つまり公債費を除いて収支を考えることに特徴がある。過去の政権の失敗は問わず、現在の政権による財政運営の姿勢を問う指標である。
- 歳出面では公債費、歳入面でも公債などの借り入れは除いて収支を比べる。社会保障、公共事業、教育、防衛などの政策的経費ぐらいはせめて税金や社会保険料だけでまかなおうという趣旨だ。
- 政府は不良債権問題で財政悪化を招いた小渕恵三内閣が1998年度に10年後の健全化目標として2008年度のPB均衡を掲げた。以降、目標の先延ばしが続いている。現在の25年度黒字化を掲げたのは安倍晋三内閣で、18年に当時は20年度だった黒字化の目標を5年先送りした経緯がある。
- 現実の財政状況はさらに厳しいことにも留意したい。金利の上昇を受け、政府の26年度予算の概算要求で国債費は今年度より4兆円強多い32兆円超と年金・医療など厚生労働省の要求額34.8兆円に迫る。財政悪化の放置が政策の自由度を奪っているのは明白だ。
- いわゆるリフレ派が名を連ねる経済財政諮問会議や10日に初会合を開いた日本成長戦略会議の人選を見ると、首相が拡張的な金融・財政政策を第1の矢、第2の矢とするアベノミクスに回帰する姿勢は鮮明だ。供給制約があるなかで財政を拡張すればインフレを招き、円安や金利高を助長する。
- 首相は「数年単位」でPBを確認するというが詳細は明らかでない。一方、PBが悪化しても名目GDP(国内総生産)の伸びが長期金利を上回ればよいと重ねて強調している。危うい考えだ。国債の信認が低下すれば、長期金利と名目成長率の逆転はいつでも起きる。名目での成長をインフレに頼れば負担のツケは国民に回る。
- 民間投資を喚起し、潜在成長率を高める「第3の矢」は必要だろう。その際にもPBの黒字化は日本の財政にとって最低限の必達目標であり、両立を図るべきだ。
